トリミングの考え方Concept
健康面でも大切なトリミング
トリミングは、見た目を整えることはもちろん、身体を清潔に保つという大きな目的があります。毛を伸ばし過ぎると毛の中の湿度が上がり、雑菌が繁殖しやすくなるので、皮膚病や感染症のリスクがあります。
さらにペットの毛の中は、ノミやダニといった害虫にとって快適な環境。害虫予防の薬を使っても、毛が長すぎたり、絡んだりしていると、薬は効果的に働きません。伸びた毛をカットすると風通しが良くなり、害虫を効果的に予防できます。
トリミングの必要性
トリミングはケガ防止にも効果を発揮します。わんちゃんの肉球は滑り止めの役目を果たしますが、毛が伸び過ぎると、その効果が発揮できません。いつも滑っている状態になると、関節のトラブルなどにもつながります。足裏の毛をカットして、滑り止めの効果を高めて、ケガを予防しましょう。
トリミングの流れProcess
1ブラッシング
毛玉を取って毛並みを整えるだけで、病気やノミ・ダニの予防になります。
2つめ切り
つめが長いと歩きづらくなるだけでなく、自分の肌や目を傷つけてしまう危険性もあります。
3耳そうじ
人間の耳よりも通気性が悪いので、不要な耳毛を処理して耳の汚れを取ります。垂れ耳のわんちゃんは蒸れやすく、汚れもたまりやすいので念入りに。
4肛門腺しぼり
肛門にたまる分泌物を定期的にしぼり出さないと、炎症を起こすことがあります。おしりを引きずるようなしぐさをすると危険信号。
5シャンプー
厳選したシャンプーで、毛と肌を清潔に。炭酸泉のかけ湯は「皮ふのにおい解消」「皮ふ病予防」「血行促進」「疲労回復」などが期待できます。
6ブロー
毛並みを整えながら優しくブローをしてカットに備えます。
7足裏足回りカット
肉球が毛で隠れると滑ってしまい、ケガをすることがあります。肉球のまわりは特に通気性が悪く、皮膚炎の原因にもなります。
8カット
伸びすぎた毛を整えるだけでなく、オーナー様のご要望に合わせたスタイルに仕上げます。
9仕上げ
毛玉を取って毛並みを整えるだけで、病気やノミ・ダニの予防になります。